Requlsion

――辛い事も世の中には多いから。
泣きたかったら泣いて良いんだよ。
一人で泣くの、辛くない?
一人より二人の方が心強いでしょ。――



そう言っていた貴方は、
今一体何処で何をしているのでしょうか。
『誰と』、なんてどうでも良い。
何処で、ちゃんと『生きて』いるのか。
ふらふらと出歩く人では無かった。
その生活に安心と安らぎがあったのに。
いつしか離れてしまった。
磁石の同極を合わせた様に、
それは突然、反発して。



日中の混乱と深夜の平穏
昼間の混乱と夜の平常
日向の錯覚と日陰の現実



そんな両極端なモノタチが、支配していく。
何処までも、いつまでも。
それは脳を麻痺させ、いつしか僕を変えてしまった。


作り物の笑顔。
それが今の、僕の素顔だから。

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